ROLEX OYSTER Ref.6022

COMMENT

 1953年製の手巻ロレックス、オイスターRef.6022です。伝統のオイスターケースの中でも手巻きモデルならではのケースの薄さで、堅牢でありながら袖口を邪魔しない着用感です。ダイアルのインデックスは飛びアラビアです。クサビは上に夜光を、アラビアはドット夜光をアップライトで縁取りした仕様です。時分針はアルファハンド、センターにルミナスを配しています。秒針はブルースチール針、目の細かいサークルラインと合わせて、この年式のロレックスを充分に堪能できる意匠です。

ケースは程よく研磨されています。痩せは最低限で、良いプロポーションをしています。ダイアルは針焼け及び文字盤全体がエイジングしています。ほのかにブラウン化しており、アップライトのゴールドカラーとの相性が良いです。ブルースチールの針は色抜けしておらず、ポイントカラーとして一役買っています。インデックスは縁に経年変化がありますが、上面は光を反射します。

機械にはこちらの世代の基礎となるムーブメント710を搭載しています。44時間のパワーリザーブに1日あたりプラス20秒程度の精度を記録しています。雰囲気の良いオールドロレックスを日常的に楽しむのに良い品です。

BRAND

"誰もが認めるキングブランド、ロレックス。精密なムーブメントを水気や不意の衝撃から守るために開発されたオイスターケース、スクリューバック、ねじ込み式のリューズなど、ロレックスの先進性と高い技術で生み出されたパーツによって、腕時計はタフな環境でも使用できるツールへと進化しました。以来このロレックスのスタイルがスタンダードな腕時計の形として今日まで受け継がれています。 "